DATE : 2009年02月13日

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「蒲生邸事件」★★★★ 歴史とSF融合の推理小説

蒲生邸事件 (文春文庫) 宮部 みゆき著
「蒲生邸事件」


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無事読了~
ずっと前から家にもある本だけどなにせ分厚い本なので(文庫で670ページ)、なかなか手をつけられなかったんだけど、今回やっと読みましたよー。
実家にあるのを忘れて図書館で借りました。
ち、ちなみに延滞…
ごめんなさい。。。。。。。


長かったけど、それだけにとっても充実感キラキラ
面白かったです。さすが宮部みゆき。

知らない方のためにざっくり説明すると、
タイムトラベル能力者の平田と一緒に2.26事件の起こる時期に飛んでしまった主人公が、第二次大戦直前という現代とは全く違う日本で、殺された蒲生大将の死の真相を探るというお話。
すごいざっくりですみません。
説明難しいので、気になる方は読んでください。


この本はタイムトリップの話だけど、歴史を変えに行く話じゃないです。
歴史には大きな力があり、時間旅行の能力を持つ人物が未来から来て歴史的な大きな事件を未然に防ごうと奔走しても、たとえその場では成功したように見えても、同じような事件がすぐにほかの場所や違う機会で起こり、結局時間旅行者が変えられたのはその事件の起きた日にちや時間や場所と、誰が事件の関係者になるかということくらい。
事件そのものを起きなくさせる、ひいては歴史を変えるようなことはできない。
という原理のもとに、この本は書かれてます。

だから、時間旅行者が変えられるのは歴史の細部のみ。
どう頑張っても大きな変化を(もしくは事件の根本的な解消を)もたらすことはできない、神とは違って無力な存在。
未来のことは知っているけど、それを変えることなどできない。
結末を知っていてもただ見ていることしか出来ないの存在としています。


この本でいう歴史的事件とは、2.26事件であり、さらに言うなら第二次大戦でもあります。この本では、現代日本とはかけ離れた「軍部が国を動かしていく」社会と、これから日本が最悪の戦争を始めることになるという未来を知る由も無く生きている一般市民が描かれてます。
もし自分が何かの拍子にこの時代にタイムトリップしちゃったらどうしよう、とちょっと本気で考えちゃうかもしれない本です。



そこでちょっと思いました。
学校の歴史の授業の前にこの本を課題図書にする。
そうすると、
「もし自分がこの時代(どの時代でも)にタイムトリップしちゃったら…」
と思いながら歴史の勉強すると、ちょっとは身につき具合が違うんじゃないかしら。

歴史の勉強で人名や年号の羅列を覚えるより、この時代は世間はどんな状態になってるかという全体的な考え方もできるし、いつ・どこで・だれが時代を動かすのかという歴史のキーポイントをもっとしっかり覚えようと思えるんじゃないかな~
なんて思ったり。



あ、ちなみに本の表紙の家は蒲生邸、女の人は蒲生邸の女中ふき
孝史はふきを好きになってしまうんだけど、その二人の結末がどうなるかも読むときのお楽しみにニヤリ


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