「ミスト」★★★☆ 人間の感情にフォーカスしたホラー

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「ミスト」★★★☆ 人間の感情にフォーカスしたホラー

ミスト


ホラー映画「ミスト」を見ました。 
スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督・脚本
グリーンマイルショーシャンクの空に このコンビは傑作 「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」 を生み出したk-4ゴールデンコンビk-4

この2作品が大好き!!!ハートキラキラなワタクシとしましては、否応無く期待も高まりますです!


しかし、↑の傑作2本はハートフルドラマなのに対して、こちらはホラー。
ジャンルに大きな隔たりが。
果たしてこの二人のゴールデンチームワークは、ジャンルの壁をも超え得るのか……



さて、鑑賞してみての感想は。。。。

なんか一貫性がない気もするけど、着眼点は面白い。
いや、着眼点は面白いのに、なんか一貫性がない…か?
うーんと、プラスポイントとマイナスポイント、どちらが数値が高いんだか結論出すのに悩む映画でした。

 あらすじ
ミスト 舞台は山の中の田舎町。
ある日真っ白な濃い霧(ミスト)に町が包まれる。
霧が発生した日、主人公デヴィッドは幼い息子を連れてスーパーマーケットへ来ていた。
ちょうどスーパーマーケットに霧が迫ってくるのを、デヴィッドやほかの客・店員たちは店内から見ていた。
すると霧に追いかけられるようにして一人の町民が顔を血だらけにして走って逃げてくる。彼は「霧の中に何かがいる、一緒にいた友人がさらわれた」と叫んでマーケットに逃げ込み、ガラス扉を閉めた。
1メートル先くらいまでしか見えないような真っ白の濃い霧に包まれて、屋外の様子が窺えなくなったマーケットの中で困惑する人々。
ミスト

* * * キケン! ここから先はネタバレ注意です。* * *

やがて、店の外に何かがいることを察知したデヴィッド。
「霧の中に何かの生物が潜んでいる。マーケットを出て霧の中に入っていくのは危険だ!」
と店内の人々に訴えるが、「怖がっているだけだ」とか「自分に恨みがあるので陥れようと嘘をついている」とか言われて、信じてもらえない。
そして不用意に店の裏側のシャッターを開けたりマーケットからの脱出を試みたりした彼らは、一人、一人とその生物たちの餌食になって死んでゆく。
ミスト マーケットの中の人々は、殺されてゆく彼らを見て恐怖に怯えながら、デヴィッドの言葉が正しかったことを思い知る。
霧に包まれてしまった外の世界は今どうなっているのか?
家族たちは無事なのか?
自分たちはどうやって生き延びてゆけばいいのか…!?

ミスト そのなかで、客の一人であるオバサンが「これは神が人間に下した罰だ。聖書の黙示録に書いてあるとおりのことが起きている。神の意向に従わずに過ちを犯した人間たちはこの罰を受けなければいけない!」と言い出す。
敬虔なキリスト教徒を自負する彼女は、聖書を片手に人々に人間の犯した罪の贖いや、そのための犠牲が必要だと主張し始める。


ミスト 最初は誰にも聞く耳を持たれなかった彼女だが、犠牲者が増えるにつれ絶望感を強めていった人々の中から次第に彼女の言葉を信じだす人々が増えてゆき、やがて彼女は教祖のように集団のリーダー格になって人々に考え方や行動を指図するようになってゆく。

なんとかこの霧から逃げようとする主人公たちのグループは、「神の罰から逃げようとしている」と非難されオバサンたちのグループと対立。
主人公たちは脱出の邪魔をしようとするオバサンたちの目をかいくぐり、店の外に出ようと計画を立て、それを実行に移すが…




この映画で着目すべきポイントは、 「霧」「人間描写」


ポイントその1:「霧」
ホラーでは暗闇が欠かせないものですが、この映画では真っ白の霧がその役目を果たしてます。
ミスト
画面はやたらと白くて明るい。
ミルクみたいな霧で、ちょっと高原に来ちゃったわ、みたいな清涼感というかいい気分にさせられちゃうんです。
なのに、中のモンスターはハンパなく凶悪(外観も凶暴性もかなりキツイ…)!! 
このギャップ、血も涙もない…。コワ!!

ちなみにモンスターは、本当にグログロ。
全長40センチくらいのバッタみたいなのから、クモ型、鳥(というか翼竜?飛ぶ爬虫類)型、タコ足に牙が生えたみたいな軟体動物型などなどいろんな形体のものが出てくるけど、人相(?)はみんな凶悪に作ってあります。
そしてみんな攻撃力がハンパない。人間はイチコロ。
(バッタは毒針を持っていて、人間は1回刺されるとその部分がめちゃめちゃ腫れて死ぬ。クモは糸を口から吹くんだけど、それが強酸みたいな成分で、人間はそれに当たると服が溶けてその下の肉がジューッと焼け溶ける。これらの虫型は作品内では一番小さいサイズのモンスターです)


ポイントその2:「人間描写」
これだけモンスターが強力なのにもかかわらずこの映画が描写に力を入れているものは、極限状態でも顔を出す人間同士の不信感や優越感・劣等感、愚かさ、弱さ。
絶望的な状況のなかで、「団結して闘えよ!」と画面の外で見てる私たちはヤキモキするんだけど、彼らは分裂するばかり。
分裂の仕方がまた、これでもか!というほど激しい。
それは映画を見て確かめてください。

でもたしかに、実際にこんな状況に置かれたら、みんなで力を合わせて窮地を脱出しよう!って冷静に赤の他人と協力できるだろうか?
映画やドラマでは当たり前のように、窮地に立たされた主人公たちがとっさに素晴らしいアイディアを思いつき、実現が困難な方法ながらもそれを上手くクリアして、一件落着。なんてことがザラにあります。
鑑賞後にスカッと爽快な気持ちになれるのはこういう映画だし、こういう映画はいっぱい存在しますが、実際はこんな上手くいきっこないよね。
正しい判断をし続けるなんて普段でも難しいのに、このパニックな状況でそんなのは至難の業です。
こういう窮地に立たされて、困難を乗り越えて無事生還できる人というのは、ほぼ「運が良かったから」という大前提がなきゃ成立しないんじゃないかな。
人間の理性や知性なんて、所詮はそんなもんですよね。
それを改めて思い出させられる映画。

びっくりするくらいそれを痛感させられるのは、この映画の一番ラスト。
この結末をやっちゃうか…と呆然です。

今回、フランク・ダラボン(とスティーブン・キング)は、人間にすごくシビアです。


なんか、モンスターたちがグロくて凶悪すぎて、せっかくの「霧」とか「人間描写」の要素を邪魔しちゃってる気がするのが、非常に残念。。
「凶悪なモンスターに囲まれてるのに、さらに仲間割れするバカな人間たち」を描くために、モンスターをこんなグロいのにしたのかもしれないけど、それにしても「人間描写」とかのデリケートさからかけ離れすぎて、本筋の邪魔になってる気がする。
それがなければかなりメッセージ性と衝撃が訴えかけてる作品だと思うんだけどな~~。
惜しいです…。



「THE MIST」
2007年 アメリカ 125分
鑑賞:2009/4/27 
2009年 52本目/目標150本




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